新しい事業は面白い。立ち上げる過程のあれこれも楽しいが、それが成長路線に乗れば喜びも格別だ。だがそれは既に完成している既存事業の利益を使っての行いである。そして既存事業は、おおむね地味で丹念な積み重ねが要求される。そこで言う。
『お互いに「今日のパン」チームと「明日の夢」チームを時々乗り換えながら進もうぜ』と。
大切なことはお互いのエールの交換。とりわけ「明日の夢」を追う人たちは「今日のパン」チームに対する感謝の心を忘れてはいけない。その心があれば、新規事業は正しく全社の期待になる。
『暗い奴は暗く生きろ』
- 著者
- 生嶋 誠士郎
- 出版社
- 新風舎/22世紀アート
- 出版年
- 2007年